観光庁の宿泊旅行統計調査の結果、19年6月の宿泊施設の客室稼働率(第2次速報値)は、前年同月比0.8ポイント増の60.3%となった。全国のうち27道府県が前年同月の実績を上回った。
都道府県別の客室稼働率の上位5位は、(1)大阪府(5.4ポイント増の81.2%)(2)東京都(2.2ポイント減の77.3%)(3)福岡県(1.2ポイント増の71.7%)(4)北海道(1.4ポイント増の71.6%)(5)埼玉県(8.9ポイント増の70.4%)。
宿泊施設タイプ別では、シティホテルが0.8ポイント減の79.6%、ビジネスホテルが0.5ポイント減の74.0%、リゾートホテルが1.5ポイント増の56.1%、旅館が0.8ポイント増の36.7%(うち従業者数10人以上の旅館は0.6ポイント減の51.0%)、簡易宿所が1.5ポイント減の26.2%だった。
宿泊施設タイプ別に客室稼働率の高い上位3位の都道府県を見ると、シティホテルは(1)大阪府86.4%(2)北海道85.2%(3)広島県84.4%。ビジネスホテルは(1)北海道83.4%(2)岡山県83.1%(3)大阪府82.2%。リゾートホテルは(1)大阪府95.4%(2)千葉県83.1%(3)奈良県77.6%。
旅館は(1)北海道53.8%(2)埼玉県50.7%(3)神奈川県49.2%(4)広島県48.3%(5)京都府46.7%(6)島根県45.2%(7)福島県44.7%(8)宮城県、秋田県44.5%(10)鳥取県43.4%―などが上位だった。